さくらVPSにDebianを入れて運用する方法
さくらVPNが980円/月という格安で非常に高いスペック、しかも当たり前ですがroot権限付きです。
CentOSが標準ですが使い慣れたDebianを入れて運用する方法をまとめました。同じ方法でubuntuもfreebsdも簡単にはいります。
VPS(仮想専用サーバー)|さくらインターネット - 無料お試し実施中
流れは簡単で
1 さくらから送られてくる情報を待つ(rootパスワードが書かれたメールが来るまで待ちましょう)
2 さくらVPSコントロールパネル、リモートコンソールから作業
https://secure.sakura.ad.jp/vpscontrol/main/
https://secure.sakura.ad.jp/vpscontrol/main/console3 CentOSの設定情報の確認とメモ
4 debian OS(netboot)をDownload
http://ftp.jp.debian.org/debian/dists/lenny/main/installer-i386/current/images/netboot/debian-installer/i386/initrd.gz
http://ftp.jp.debian.org/debian/dists/lenny/main/installer-i386/current/images/netboot/debian-installer/i386/linux5 VNCコンソールの利用(viを利用しやすいため)
https://secure.sakura.ad.jp/vpscontrol/main/vnc
という流れです。
急ぎがちですがさくらから送られてくるrootパスワードとIPアドレスが書かれているメールが届いてから作業を行ないましょう。
1 さくらから送られてくる情報を待つ
急ぎがちですがさくらから送られてくるrootパスワードとIPアドレスが書かれているメールが届いてから作業を行ないましょう。
2 さくらVPSコントロールパネル、リモートコンソールから作業
さくらからrootパスワードが送られてくれば下記からVPSサーバの利用ができます
https://secure.sakura.ad.jp/vpscontrol/main/
https://secure.sakura.ad.jp/vpscontrol/main/console
3 CentOSの設定情報の確認とメモ
初期に入っているCentOSの設定情報を控えます。控える内容は
ifconfig -a
hostname
/etc/resolv.conf
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
の内容です。
IPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイ、DNSサーバくらい分かっていれば問題ないです。
ネットマスクが 255.255.254.0 ですので間違えないようにしてください。
cat /etc/resolv.conf
#cat /etc/resolv.conf nameserver xxx.xxx.xxx.xxx nameserver xxx.xxx.xxx.xxx search sakura.ne.jp
ifconfig -a
ifconfig -a eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 52:54:00:00:74:14 inet addr:xxx.xxx.xxx.xxx Bcast:xxx.xxx.xxx.xxx Mask:255.255.254.0 inet6 addr: ff::ff:ff:ff:0000/00 Scope:Link UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 RX packets:1358 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:52 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:0 txqueuelen:1000 RX bytes:87903 (85.8 KiB) TX bytes:4445 (4.3 KiB) lo Link encap:Local Loopback inet addr:127.0.0.1 Mask:255.0.0.0 inet6 addr: ::1/128 Scope:Host UP LOOPBACK RUNNING MTU:16436 Metric:1 RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:0 txqueuelen:0 RX bytes:0 (0.0 b) TX bytes:0 (0.0 b) sit0 Link encap:IPv6-in-IPv4 NOARP MTU:1480 Metric:1 RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:0 txqueuelen:0 RX bytes:0 (0.0 b) TX bytes:0 (0.0 b)
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
# cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 ifcfg-eth0 DEVICE=eth0 IPADDR=xxx.xxx.xxx.xxx NETMASK=255.255.254.0 GATEWAY=xxx.xxx.xxx.xxx ONBOOT=yes
hostname
www0000u.sakura.ne.jp
とにかくメモっておきましょう。
4 debian OS(netboot)をDownload
debian OSをdownloadします。/boot/debianで作業します
# mkdir /boot/debian # cd /boot/debian # wget http://ftp.jp.debian.org/debian/dists/lenny/main/installer-i386/current/images/netboot/debian-installer/i386/initrd.gz # wget http://ftp.jp.debian.org/debian/dists/lenny/main/installer-i386/current/images/netboot/debian-installer/i386/linux
リモートコンソールでヤンクできるのかな?
どうやってコピーしていいのか分からなかったので手打ちしました。
5 VNCコンソールの利用(viを利用しやすいため)
リモートコンソールではviが使えるの?使えなかったのでさくらvpsの
VNCコンソールでサーバを触ります。
https://secure.sakura.ad.jp/vpscontrol/main/vnc
AppletによるVNCクライアントです。
6 grub.confの書き換え
起動用のgrub.confの書き換えです
# /boot/grub # vi /boot/grub/grub.conf
title debian install root (hd0,0) kernel /debian/linux ro root=LABEL=/ console=tty0 console=ttyS0,115200n8r initrd /debian/initrd.gz
console=ttyS0,115200n8rはさくらvpsのリモートコンソールを利用するためです
さくらのサポート情報
8 debianのインストール
再起動中前にgrubの起動OSの選択画面で
debian install を選択します。間違えてCentOSを起動してしまった場合は
さくらvpsのコントロールパネルからでも立ち上がったCentOSからでも再起動してください。
Debianが立ち上がればあとは普通にDebian OSをインストールするだけ。
言語は英語版でしか入れれず(おそらく)、キーボードは日本語(Standard)を必ず選択してください。
インストール時にIPアドレスなどの入力があるのでキーボードは使い慣れた日本語が良いと思います。
なお、タイムゾーン、ロケールなど後に設定できますので適当でもかまいません。
9 debian各設定
debianが入ってしまえばあとは簡単。
# apt-get update # apt-get upgrade # dpkg-reconfigure tzdata # タイムゾーンの再設定 # dpkg-reconfigure locales # ロケールの再設定 # dpkg-reconfigure exim4-config # EXIM4の再設定
25番ポートはさくらのほうで住所の確認、支払いの確認が出来次第利用ができるようになります。
したがって、25番ポートは無料利用期間は利用できません。
お申し込みのながれ|VPS(仮想専用サーバー)はさくらインターネット